さすがに港のバス停まで同乗するJKはおらず、
ばーさまじーさま共とボクだけだった。
そして、再び西郷港。バス停で降りたのはぼくだけだった。
(はいはい余所者ですよー・・・)
バス停から乗船所が無駄に遠い。
フェリーはすぐそこにあるんだが発券所が遠過ぎる…
雨に濡れてさらに重たくなったふたつのデカバッグを抱えて切符を買う。
(朝からたくさんの人がいるなぁーでも次の便までかなり時間開くし当然か。)
切符を難なく入手し、フェリーに乗り込む。
しかし、移動費にお金はつぎ込まない主義なので
個室やVIP席とは無縁の下層の奴隷詰込場(二等客室)に向かう。
(あのみんなでざこ寝するスペースねw)
「ああ、やっぱりね…」
もう寝転がってるやつらだらけで座るスペースもない...
「またテラス席か・・・」
こんな遠慮をしらない奴らと一緒にいるくらいなら
海風が心地よい船外でまったりするよ!
・・・寒い。寝れるわけねぇ・・・
夏とはいえ雨後の海、だもんなぁ・・・
雨は出航と同時にやんだ。それだけが救いだ。
しかし、風は吹く。日本海の風は都会っこには厳しい。
備え付きの椅子に座っていたが
はやいうちにあまりの寒さに座ることを放棄して
風の当たらない船内へのドア横あたりに避難した。
「寝かせてくれ・・・」ポツリとつぶやいた。
昨晩の神楽の地獄がまた思い起こされる。だが同時に気付いたこともあった。
神楽を観る時に使用した簡易の三脚椅子だ!
こいつを使えばひとまず座ることができるぞ!
周囲の目もあったがこの際、体裁よりも体調のほうが大事だ。
だがそれに気付いたころにはもう・・・仮眠を取る時間もなかった。
まもなく島前、海士町に到着である。
少しだけ晴れ間が現れてきた。
2009年11月01日
【独り旅:隠岐・鳥取・兵庫編】奴隷船の出航。
posted by タナカリセ+タナカヤス at 23:56| マテリアルテキスト&メモ
|
